はじめに

こちらは、恐竜模型造形作家 荒木一成の制作記ブログです。
右のカテゴリーにある恐竜を選んでもらうと、その恐竜の制作記が出てきます。
この制作記はブログ「
カズやんの恐竜模型徒然草」からの再録です。
ですので、基本的には
新たに模型を作った時のみの更新になると思います。
恐竜模型作りに興味を持たれた方のため参考資料、材料をリンクしておきます。

恐竜造型材料集 恐竜造型に使用する材料集です。

恐竜資料集 恐竜関係の資料です。

造形資料集 模型・フィギュア造形に役立つ資料集です。

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恐竜模型の世界」の一部です)

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トリケラトプスを作るぞ! 前編

さていきなりですが、今回は私の一番好きな恐竜、トリケラトプス Triceratops を作りましょう。heart04

7月8日から始まる、福井県立恐竜博物館の特別展「新説 恐竜の成長」ではトリケラトプスの成長段階の頭骨化石なども展示されます。
ティラノサウルスと同じくらいメジャーで人気のあるトリケラトプスですが、新しい発見や研究成果があり、何度作っても面白いです。happy01

今回作るのは1/10スケール。ポイントは前脚、角、フリルなどです。

まずは重量軽減と粘土節約のため、芯部分は発泡スチロールで作ります。

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スチロールカッターで形を整えていきます。

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脚の部分は強度が必要なので、太い針金を使い、石粉粘土で薄く覆っていきます。

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いよいよ粘土を厚く盛って、ウロコやシワなどのディティールをつけていきます。

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足指などもつけていきます。

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一応、脇を閉め、手の甲外向きタイプ?(中途半端 coldsweats01

中編へつづく

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トリケラトプスを作るぞ! 中編

トリケラトプスの続きです。

さて次は頭を作っていきます。トリケラトプスの名前の由来になっているのは、3本の角。その角の角度も、今回のポイントのひとつです。

やはり頭部も重量軽減のため、中には発泡スチロールの芯が入れ、石粉粘土で骨の形に作っていきます。

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次に細かなディティールをつけていきます。

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下顎、大きなフリルも作っていきます。

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今回の頭部の造形、今までの私が作ってきた形と違いますが、分かりますか?

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出来上がった頭部と胴体をつけますが、首の角度によって表情が違ってきますので、いろいろ試しています。これが結構面白いんだ。happy01

後編(完成)につづく

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トリケラトプスを作るぞ! 後編(完成)

トリケラトプスの完成編です。

首の角度を決め、全体を仕上げていきます。左前肢も角度が気に入らなかったので、作り直しました。

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さて彩色です。アクリル絵具で行います。まず下地の色を塗ってから、

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模様を塗っていきます。

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目や爪などの細部を仕上げで、エナメル塗料のフラットブラックでウォッシングして完成です。
ま、角の角度的には、ちょうど私ぐらいの年齢ぐらいですかね?coldsweats01

トリケラトプスの成長過程をみると、若いときは、角が反り返り、年齢とともに下向きになっていきます。ん・・・なんか切ない・・・。
フリルのふちの三角形の縁飾りも、加齢とともに形が曖昧になっていきます。

今回の甲冑様の頭部、いかがですか? 頭骨に残る特徴のある血管の跡から、現生の鳥などクチバシなどに見られる厚いケラチンの角質が頭部全体を覆っていたのではないかというホーナー博士の仮説に基づいています。
確か海洋堂の松村氏も同様の考えで作例を作ってましたよね。

Triceratops2011emm
メインサイトに画像をアップしました。こちらトリケラトプス2011です。

この1/10スケールのトリケラトプスの全身模型は、私が特別展のために制作したトリケラトプスの頭部の成長段階模型と一緒に、現在、福井県立恐竜博物館に展示中です。

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博物館エントランスで皆さんをお待ちしておりますので、お見逃しなく。(画像:博物館提供 ありがとうございます)

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本日開幕した、特別展「新説 恐竜の成長」では、このトリケラトプスの成長段階の実物化石はもちろん、ティラノサウルスやヒパクロサウルスや新説を取り入れた生態も実物化石やロボットを使って展示、J・ホーナー博士の講演会やセミナーなどイベントも盛りだくさんです。
また8月28日は、私の恐竜模型教室もありますよ。happy01

夏休みは福井へレッツゴー!

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