はじめに

こちらは、恐竜模型造形作家 荒木一成の制作記ブログです。
右のカテゴリーにある恐竜を選んでもらうと、その恐竜の制作記が出てきます。
この制作記はブログ「
カズやんの恐竜模型徒然草」からの再録です。
ですので、基本的には
新たに模型を作った時のみの更新になると思います。
恐竜模型作りに興味を持たれた方のため参考資料、材料をリンクしておきます。

 

恐竜造型材料集 恐竜造型に使用する材料集です。

恐竜資料集 恐竜関係の資料です。

造形資料集 模型・フィギュア造形に役立つ資料集です。

(このブログは「
恐竜模型の世界」の一部です)

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番外編 魚人を作るぞ!

さて前回、人魚の模型を作って、オチにマグリットの人魚を紹介しましたが、こちらも無性に作りたくなって作ることにしました。

まずラフスケッチを描きます。やっぱりクサリに繋がれています・・・

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もちろん、上半身の魚部分は私の大好きな「シーラカンス Coelacanth」です。

まず岩場を作っていきますが、箱買いした「フォルモ」がいっぱい余ってますので、それを使います。

二袋をサイコロ状、棒状に切って、

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岩場の形に作っていきます。

G3
魚人本体は、今回は「ソフトファンド」を使用しました。

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足部分には針金の芯を入れます。

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肉付けしていきます。

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ラフスケッチでもお分かりかもしれませんが、実はこのあたりまでは下半身の人間部分は女性で作るつもりでしたが、一晩寝て、「やっぱり男の方が面白いな~」と思い直し、男性で作っていくことにしました。

なのでここから少し筋肉質の足にしていきます。

G7
大事なところも、自らパンツを脱いで、鏡の前でポーズをとりながら、それなりに作ります。(ウソでっせ~

G8
シーラカンスの魚部分も作っていきます。

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ウロコのアタリをエンピツで描き、

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ニードルで彫って、形を整えます。フォルモと違い、形の崩れはあまりありません。

G12
で、形ができました!

Go1
次は色を塗っていきます。使うのはいつもと同じアクリル絵具。

Go2
シーラカンス・ブルーでお魚部分を塗装。

Go3
人間の部分の肌色を塗っていきます。

Go4
ところで、最近「肌色」と言う名前の絵具は、差別につながるので無いそうですね。

Go5
魚と人間の境目、大事なところも丁寧に塗っていきましょう。

Go6
シーラカンスの特徴の白い斑点をつけていきます。

Go7
シーラカンスっぽくなりました。

Go8
全体にエナメルのフラットブラックでウォッシングして、彩度を落とします。画像は白熱灯で乾燥させているところです。

Go9
シーラカンス部分にクリアを塗って、ツヤを出しますが、ちょっとツヤをつけすぎたかな?

Go10
足首に足枷とクサリをつけて、

Go11
完成しました。

作品名 「捕らわれの魚人 Coelacanth merman of the prisoner 」

Merman2t
今回は前回の失敗を踏まえ、粘土は岩場部分はフォルモ、身体部分はソフトファンドを使用しましたが、ソフトファンドはやはり使いやすい粘土でした。

Merman3t
上半身のシーラカンスですが、尾ヒレに特徴のある下半身に比べるとシーラカンス「らしさ」を出すのが難しいですね。なので、胸の「肉鰭」の腕部分を少し誇張して作りました。

Merman1t
どうやって泳ぐのとか、細かいことは聞かないでね

局部のアップ!

Merman4t
シーラカンスの人魚と魚人のツーショット。

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参考記事

番外編 人魚を作るぞ!  

マーメイド・コレクション 

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